今日は、クリスマスイブですね。
皆さん、どのように過ごされますか?
ねこけんは…
暖かい室内で、美味しいチキンに美味しいシャンパン…
M代表「んな訳ね〜し!」
はい!
やっぱり「猫活動」ですね。
命は待ってくれないから…
寒い外では、多くの生き物達がその日その日を一生懸命生きています。
凍える日、冷たい風にじっと耐えている猫を見ると、
暖かいマフラーを巻いてあげたい。
そう思う
暖かいミルクを飲ませてあげたい
そう思う
暖かい心で包んであげたい
そう思う…
今日は、物語を1つ。
「赤いマフラー」
しゃんしゃん しゃんしゃん
「あ!あの鈴の音!」
小さな黒猫は小さな耳をめいいっぱいたてて
懐かしい音を聞こうとしていた
「やっと、帰れるんだ!母さんが心配している。早く帰ろう!」
大きな角を優雅に振り、首についた鈴を鳴らしながらトナカイ達がやって来た。
子猫はそりに飛びのった
「母さんの元へ帰れるんだ!」
〜〜〜***〜〜〜〜***〜〜〜
あの日…
寒い雪の降るあの日の夜、子猫は赤いマフラーを見つけた。
「暖かそう母さんの首に巻いてあげたいな」
そう思うと子猫はたまらず、そりに飛び乗った
その途端 そりをひいていたトナカイ達が走り出し、
そりは猛スピードで空へ駆け上がった
しゃんしゃん しゃんしゃん
首の鈴が鳴っている。
子猫は恐くなり、マフラーに包まりながら震えていた
そのうち、子猫はあたたかいマフラーに包まれながらいつのまにか
眠ってしまった。
暫くするとそりはどこかに停まった
「おやっ?プレゼントが1つ残っているな?何処の良い子に届けわすれたんだろう?
老人は白い髭に付いた白い雪を払いながら首を傾げた。
そして、
そりの中に1つ残った赤いマフラーを手に取ろうとすると
丸くなった黒い子猫がスヤスヤと寝息をたてていた
「おやおや。こんなところに子猫が、風邪をひいてはたいへんだ」
そういうと、マフラーごと子猫を抱きかかえ、暖かい暖炉のある家へ入っていった
暖炉の前のかごにそっと子猫をおろすと、温かいミルクを手に戻ってきた
子猫は目を覚ました
「あれっ?ここ何処??」
目の前の暖炉の火がパチリと音を立てた。
「ここは、私の家だよ。君はそりの中で眠っていたんだよ。そしてそのままここへ来てしまった」
子猫は賢そうな目をくりくりとさせながら
「ごめんなさい。暖かそうなマフラーを見て、どうしても欲しくて、ついついそりに乗ってしまいました。僕、母さんが待っているから帰ります」
老人は少し困った表情を浮かべた
そして
「すまないが、1年経たないと帰れないんだよ。家に帰る道は、1年後の今日じゃないと見付からないんだよ」
子猫の目はみるみる涙で溢れた
「お母さんが待っているんです。僕、帰らないと母さんが心配しちゃう。どうしよう」
老人は暖かいミルクを差し出しながら暫く考えて
優しく口を開いた
「そう泣かないでおくれ。まずはミルクを飲んで」
子猫は、鼻をすすりながら温かいミルクを飲み始めた
老人はその様子を優しく見つめながら
「黒い子猫の坊や。坊やはどうして赤いマフラーが欲しかったんだい?」
子猫は、最後の1口をこくんと飲み込むと
「僕ね、母さんに暖かいマフラーをあげたかったんだ。母さんはね、いつも僕にご飯を食べさせようと、寒い日も暑い日も必死で食べ物を探してくれるんだ。そしてね、寝るときはいつも、母さんのお腹の辺りで暖かく眠るんだよ。でもね、今年の冬はとても寒くて、なかなか食べ物が見付からない。でね、母さんは人間が捨てた物でまだ食べられるものを貰おうとして、冷たい水をかけられた。それからは、母さんは咳をしていて辛そうだったんだ。
だから、暖かそうな赤いマフラーを見たときに、あれが有れば、母さんの咳は治るんじゃないかって思ったんだ。ごめんなさい」
老人は、少し悲しそうな目で遠くを見つめていた。
そして、
「坊や。優しい子猫の坊や。その赤いマフラーは、残念ながら、もう他の子にあげる約束をしている物なんだ。そこでだ、君はここで、プレゼントを作る手伝いをしてくれないか?そうしたら、来年は君に太陽の光のように赤く暖かいマフラーをあげよう」
子猫の表情はみるみる明るくなり、
「はい!僕、一生懸命手伝います!」
それから、子猫は一生懸命プレゼントを作る手伝いをした。
春が来て、夏が来て、また冬がやって来た。
白い雪が降り始めると老人は子猫を呼んで言った。
「君のお陰でたくさんのプレゼントが出来た。さぁ、今度は自分のプレゼントを作る番だよ」
そういうと、赤くてふわふわとした毛糸を差し出した。
「これは、太陽の光を集めて紡いだ糸だ。赤くて暖かいマフラーが作れるよ。これを君に上げよう。心を込めてマフラーを作りなさい」
子猫は、母猫を想い「大好き」「会いたい」「大切」たくさんの思いを込めて、マフラーを作った。
そして、子猫が最後のひと針を編み上げたところで、老人が言った。
「さぁ、出発の準備を始めよう!」
多くのプレゼントが大きなそりにどんどん積み込まれていく。
そのそりをひくために、
トナカイは、今年も大きな角を振りながらやって来た。
子猫は、賢そうな目をくりくりさせて
「おじいさん、ありがとう!赤いマフラーを持って母さんの元に帰れます!」
老人は、子猫とたくさんのプレゼントをそりに積み込むと
トナカイの首に鈴をつけた
「さぁ!出発だ!HOHOHO!」
トナカイの鈴がしゃんしゃんと軽快な音を立てながら、そりはすべるように走り出した。
子猫は赤いマフラーをぎゅっと胸に抱きしめ、母の姿を探した。
暫くすると、懐かしい風景が見えてきた。
真っ白な雪の原っぱの真ん中に、黒い点がひとつ見える
そりはドンドンとその黒い点に向かって進んでいく
子猫は必死に目を凝らした
そして、黒い点がはっきりと猫の姿になると、
子猫の目は大きく見開かれた
「母さん!!!!」
そりは美しい黒猫の前で停まった
子猫が飛び出し
「かあさん!母さん!!!」
「坊や」
子猫は母猫の胸に飛び込むと大きな声で泣いた。
泣いて泣いて泣き続けた。
母猫は、子猫の涙を優しく舐めとると、老人に深く頭を下げた。
老人は、優しく微笑み返した。
子猫はすぐに赤いマフラーを取り出すと
「母さん!これすごく暖かいよ。雪なんてへっちゃらになるよ!これね、僕ががんばって作ったんだ。母さんへのプレゼントなんだよ」
頬を赤らめて、子猫は話し続けた
「僕ね、母さんが咳をしていたことが心配で心配で。このマフラーはね、母さんの咳なんて治しちゃうほど暖かいよ。今日からこれを巻いてね」
母猫は優しい笑顔でマフラーを首に巻いた
「坊や、とても暖かい。とてもとても暖かいわ。ありがとう」
子猫は照れた
その様子を見ていた老人が言った
「これは、私から良い子の君へのプレゼントだよ」
そういうと、子猫の耳に何かを囁いた。
子猫は笑顔になった
その笑顔を合図に
トナカイ達は再び走りはじめた。
そりは、老人とたくさんのプレゼントを載せて
空高く舞い上がり、星の道を滑るように走って行った。
手を振りながら子猫が言った
「母さん、僕ね、素敵なプレゼントを貰ったよ」
母猫は赤いマフラーを少し外し、子猫の首にも巻いた。
「何を貰ったの?」
子猫は少し鼻を上にあげて
「僕ね、名前を貰った」
「名前?」
「うん。イブ。あのおじいさんは、サンタ クロースって名前なんだって」
母猫は子猫を抱きしめると
「イブ。私の可愛い坊や、イブ。良かったわね。サンタさんから名前を貰えたのね。じぁあ、そろそろ行きましょう」
イブは首をかしげて尋ねた
「何処へ行くの?僕、母さんと離れるのは嫌だよ。もう絶対に嫌だよ」
母猫は優しく笑った
「大丈夫。もう二度と離れ離れにはならないから。母さんもイブを待っていたのよ。さぁ、行きましょう!」
親子は、太陽の光のように暖かく赤いマフラーを一緒に巻いたまま、ゆっくりと歩き始めた。
仲良く笑顔で、虹の橋のたもとへ。
遠くて鈴の音が鳴っている
しゃんしゃんしゃん
白い雪が降っている
道路にも
池にも
草の上にも
やがて静かに全てを飲み込んだ
白い雪が静かにふり続けている
遠くて鈴の音が鳴っている
しゃんしゃんしゃん
〜終わり〜
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